ピコーン、ピコーン。

医師「それでは始めます。電メス。」

 

それは数時間前に遡る。

 

5月17日、この日私は午前中に手術を控えていた。 

しかし、愛する子供達が気になって仕方がなかった私は六郷のグラウンドに立っていた。

 

時間ギリギリまで私はこの子達と一緒に闘うんだ! その一心で私は激しい頭痛や眩暈と闘っていた。

 

AM9:00 もう一人のコーチやお父さんが、「もうそろそろ病院へ向かった方が・・・」と心配してくださったので、私は安心して病院へ向かったのでR。

 

AM9:30 病院に着いた私は、まず上着を脱ぎトイレに向かい冷たい水で顔を洗った。

こらから始まる手術に対する不安や恐怖をごまかすかのように何度も何度も顔を洗った。

 

待合室に戻ると、丁度医師が私を探していた。 

医師「どうぞこちらです。」

私「あ、すいません。すぐ行きます・・・」

 

冷たい手術台に寝かされ緊張している私に、「大丈夫ですからね。」と優しい声をかけてくれる助手のチャンネーの言葉がありがたかったのを覚えています。

 

医師「それでは始めます。電メス。」

 

麻酔で意識朦朧としていた私が聞いた最後の言葉でした。

 

気が付くと手術は既に終わっていて、時計を見たらまだチームは練習をしている時間。

私はすぐさま立ちあがろうとしたが、傷口の痛みが酷くて身を起こす事さえできませんでした。

 

私「い、痛み止めをください。」

医師「それはできない。」

私「何故です!グラウンドで子供達が待っているんです!!」

医師「このバカチンが!手術を受けたばかりだぞ!そんな身体で野球なんぞしたらどうなるかわかっているのか!! 痛み止めなど絶対に出さん!!」

私「私はどうなろうと構わない!!あの子達の所へ行けないという事は、私は死んでいるのも同然だ!!」

医師「私は一人の医師として、患者の自殺の手伝いをするわけにいかない! 私が心配しているのは君の命だ!」

私「確かに命は大切です。しかし、あなたの言う命の意味と、私の言う命の意味は180度、いや、540度違います!!」

医師「!!!」

私「私をグラウンドに帰してください・・・ じゃなきゃ私、生きているとは言えないんです!」

医師「・・・おい、彼に痛み止めを。」

看護師「はい。」

私「先生・・・」

医師「先生?勘違いしてもらっちゃ困る。ここには医師はいない。いるのは一人の熱い男に心動かされたただの馬鹿野郎さ。」

私「・・・感謝します。」

 

 

その後私はグラウンドに戻り、血反吐を吐きながら子供達と野球を楽しみました。

 

 

 

ジュニアがチームとして活動をするのにまだまだ仲間が足りません。

年長~小学2年生の少年少女達、一度六郷に遊びに来てください!

 

一緒に上手くなりましょう!!

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